RC構造

躯体 が、鉄筋コンクリートで構造された建物のことで、RC構造、またはRC造と呼ばれる。
英語のReinforced Concreteの頭文字をとってRCと言われる。

耐久性や耐火性、耐水性に優れているのはもちろん、コンクリートが持つアルカリ性という性質により、鉄筋が酸化してサビてしまうのを抑制するというとても理にかなっている組み合わせでもある。
コンクリートが圧に強く、引きに弱いことに対し、鉄筋は圧に弱く、引きに強いことからも、理にかなったバランスの取れた組み合わせである

ただし、空気に含まれる二酸化炭素の影響など、年月の経過により、アルカリ性も徐々に中性になっていってしまうので、その分、サビの抑制の効果も弱くなっていく。
また、コンクリートの元となるのは砂で、産地も様々なことから、特に海に近い場所の砂が産地の場合、脱塩という塩分を抜く作業が甘いと、その塩分が元でサビの発生に繋がることもある。

鉄筋にサビが発生して膨張することで、爆裂という劣化現象を起こし、コンクリートを破壊してしまうことに繋がる。

鉄筋コンクリート構造というと、打ちっ放しのような、外壁表面がコンクリートの建物を想像する人も少なくないと思うが、構造は鉄筋コンクリートでも、外壁はモルタルで仕上げたりなどすることが多い。

鉄筋コンクリートの外壁塗装についてはこちらもご覧ください。
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RC構造

鉄筋コンクリートの建物としてわかりやすいのは、こういった打ちっ放しの建物。

RC構造

こちらは、外壁がモルタルで仕上げられている、一般的によくあるRC構造の建物。
ALCと似ているが、RCは縦目地がないのが特徴で、ALCの場合は躯体も異なる。

劣化の症状
爆裂

爆裂という現象により、塗膜に亀裂が生じています。

爆裂

もっとわかりやすい爆裂現象です。
内部の鉄骨が錆びて膨張することにより起こります。

爆裂

ピーコン部の爆裂です。
元々表面はコンクリートでカバーされていたのですが、剥がれ落ち、中の鉄部が錆びている様子がわかります。

爆裂

こちらは、ピーコン部の爆裂部分からのサビだれによる汚れです。

爆裂についてさらに詳しくはこちら

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